今日のニュースから(2021年3月19日)

英語のニュースはスマホに『SmartNews』を入れてチェックしています。

普通にインストールしただけでは日本語のニュースが出てくるだけですが、「設定」で「各国板」を「アメリカ」or「インターナショナル」を選択すると英語のニュースを配信してくれます。「アメリカ」にすると米国のローカルな話題がトップページに出てきてさほど興味を惹かれなかったので、「インターナショナル」を選んでいます。

ただ「インターナショナル」だとイギリスの話題が多くなるので、タブに「TIME」「Newsweek」「CNN」を追加して、アメリカの話題も追うようにしています。

そのSmartNews上で気になった話題or英語の使い方を紹介します。

Covid vaccine: PM to have AstraZeneca jab as he urges public to do the same -BBC News
Italy, Latvia and Lithuania to resume rollout of Oxford-AstraZeneca jab after regulator says it’s safe -Sky News

上記の見出しを見てください。これらはどちらもイギリスの放送局のサイトからです。jabという単語が使われていますが、どういう意味かわかるでしょうか。ご想像のとおりです。一応the Oxford Advanced Learner’s Dictionaryの定義を確認しましょう。2番めに出てきます。

 (British English, informal) an injection to help prevent you from catching a disease
a flu jab

そうです「注射」という意味です。イギリス英語の口語表現ですね。

 

 

次はこれです。
‘Inhumane and flawed’: global business leaders urge governments to end death penalty -The Guardian

グローバル企業のリーダーたちが各国政府に死刑制度廃止を求めるという記事です。inhumaneとflawedはそれぞれ「非人道的な」と「欠陥のある」という意味です。
記事で気になったのは現在国連加盟国の中で死刑を廃止している国の数です。何カ国だと思いますか。答えはこちらにあります。

More than 170 United Nations member states have now abolished the death penalty in law or practice.

なんと170ヶ国以上だそうです。日本は圧倒的少数派になります。

英語に関して言うと、加盟国はmember state(s)となります。国連に限らず使用されています。例えばASEAN member states, EU member statesなどです。

 

 

もう一つ見てみましょう。
What to Know About Children’s Author Roald Dahl’s Controversial Legacy-TIME

ロアルド・ダールの短編小説は結構好きで読んでいました。一般的には『チャーリーとチョコレート工場』の作者として有名ですね。見出しにControversial Legacy「議論の的になる伝説」とあるので何のことだと気になり読んだのですが、書かれてあることは全く知りませんでした。

何度も出てくる単語がanti-Semiticです。大学入試では見かけることがない単語ですが、ニュース記事では時々目にします。知らない人は次の文章で意味を推測してみてください。

During his lifetime, Dahl made openly anti-Semitic remarks on a number of occasions.

In a review of a book about the Lebanon War that appeared in the August 1983 edition of the British periodical Literary Review, Dahl wrote, in reference to Jewish people, “Never before in the history of man has a race of people switched so rapidly from being much-pitied victims to barbarous murderers.”

Jewish Peopleとは「ユダヤ民族」です。彼らのことを非難しているところからわかるかと思いますが、anti-Semiticとは「反ユダヤ主義的」です。よく作者と作品は分けて考えるべきだと言われていますが、それでも残念です。

 

 

みなさんも英語学習のひとつとして手軽に英語ニュースを読める『SmartNews』を使ってみたらいかがでしょうか。

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