BREXITで混沌としているイギリス議会が12月に総選挙を実施するようです。そこに至るまでの2つの法案決議を見てみましょう。
まずは10月28日に提出された解散動議です。(The Guardianからです。)
(字幕をオンにすると発言がはっきりとわかります。)
賛成が過半数を取っているのですが、以前『イギリス議会でよく使われる英語』でも解説したように2/3以上の賛成に足りていませんので、否決されています。
それにしてもバーコウ議長の最後の言葉「the noes have it」の言い方がいい意味で芝居がかっててcoolですね。
次は翌29日に提出された法案です。こちらは解散と12月12日に総選挙を実施する内容となっています。法案ですので上院下院での採決が必要になりますが、過半数で可決されます。
(こちらの字幕は自動字幕しかなく、無茶苦茶で面白いです。)
賛成438、反対20の圧倒的多数で可決されました。最大野党の労働党が賛成にまわったのがその理由です。
10月31日のBREXITはなくなり、最大2020年1月31日までまたまた延期されました。これからも目の離せない英国議会です。ただバーコウ議長の「オ~ダ~」が10月末で聞かれなくなるのは残念です。
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